議案第8号 平成4年度松戸市
一般会計補正予算(第1回) 一
括
議
題 議案第9号 平成4年度松戸市
松戸競輪特別会計補正予算(第2回) 議案第10号 平成4年度松戸市
下水道事業特別会計補正予算(第1回) 議案第11号 平成4年度松戸市
病院事業会計補正予算(第2回) 議案第12号 松戸市の休日を定める条例及び松戸市職員の勤務時間、休日及
び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第13号 松戸市戸定歴史館条例の一部を改正する条例の制定について 議案第14号
松戸市立博物館条例の制定について 議案第15号 松戸市
公設地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定
について 議案第16号 松戸市消防本部及び消防署の設置に関する条例の一部を改正す
る条例の制定について 議案第17号 松戸市消防賞じゆつ金条例の一部を改正する条例の制定につい
て 議案第18号 松戸市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制
定について 議案第19号 松戸市
消防団員退職報償金支給条例の一部を改正する条例の制
定について 議案第20号 字の区域及び名称の変更について
(
八ケ崎土地区画整理事業地区外) 議案第21号 字の区域及び名称の変更について
(八ケ崎地区) 議案第22号 契約の締結について
(「仮称」松戸市
文化会館新築附帯工事) 議案第23号 契約の締結について
(
松戸運動公園陸上競技場全面改修工事) 議案第24号 契約の締結について
(「仮称」
松戸新田第二市営住宅新築工事) 議案第25号 契約の締結について
(長津川排水区
長津川雨水幹線工事「4 1工区」) 議案第26号 契約の締結について
(松戸新田上丸山排水整備工事) 3 平成4年度
請願第1号 国際障害者年の最終年をみのりあるものとするための請願 一
括
議
題 平成3年度
陳情第5号 松戸市に公立中学校・夜間学級の早期開設を要望する陳情 平成4年度
陳情第4号 納税者の権利憲章制定に関する陳情 4 陳情の継続審査の許可 5 松戸駅
東口斜面緑地検査特別委員会の報告 6 所管事務の継続調査の許可 1.会議に付した事件 認定第1号 平成3年度松戸市
一般会計歳入歳出決算の認定について 認定第2号 平成3年度松戸市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第3号 平成3年度松戸市
松戸競輪特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第4号 平成3年度松戸市
下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第5号 平成3年度松戸市
公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第6号 平成3年度松戸市
老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第7号 平成3年度松戸市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第8号 平成3年度松戸市水道事業決算の認定について 認定第9号 平成3年度松戸市病院事業決算の認定について 認定第10号 平成3年度松戸市
土地区画整理事業決算の認定について 議案第8号 平成4年度松戸市
一般会計補正予算(第1回) 議案第9号 平成4年度松戸市
松戸競輪特別会計補正予算(第2回) 議案第10号 平成4年度松戸市
下水道事業特別会計補正予算(第1回) 議案第11号 平成4年度松戸市
病院事業会計補正予算(第2回) 議案第12号 松戸市の休日を定める条例及び松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第13号 松戸市戸定歴史館条例の一部を改正する条例の制定について 議案第14号
松戸市立博物館条例の制定について 議案第15号 松戸市
公設地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定について 議案第16号 松戸市消防本部及び消防署の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第17号 松戸市消防賞じゆつ金条例の一部を改正する条例の制定について 議案第18号 松戸市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について 議案第19号 松戸市
消防団員退職報償金支給条例の一部を改正する条例の制定について 議案第20号 字の区域及び名称の変更について (
八ケ崎土地区画整理事業地区外) 議案第21号 字の区域及び名称の変更について (八ケ崎地区) 議案第22号 契約の締結について (「仮称」松戸市
文化会館新築附帯工事) 議案第23号 契約の締結について (
松戸運動公園陸上競技場全面改修工事) 議案第24号 契約の締結について (「仮称」
松戸新田第二市営住宅新築工事) 議案第25号 契約の締結について (長津川排水区
長津川雨水幹線工事「4-1工区」) 議案第26号 契約の締結について (松戸新田上丸山排水整備工事) 平成4年度請願第1号 国際障害者年の最終年をみのりあるものとするための請願 平成3年度陳情第5号 松戸市に公立中学校・夜間学級の早期開設を要望する陳情 平成4年度陳情第4号 納税者の権利憲章制定に関する陳情 陳情の継続審査の許可 松戸駅
東口斜面緑地検査特別委員会の報告 議案第27号
教育委員会委員の任命について 議案第28号
固定資産評価審査委員会委員の選任について 議員提出議案第7号 道路特定財源の確保等に関する意見書の提出について 所管事務の継続調査の許可
△開議 午前11時9分開議
○議長(高橋義雄君) ただいまから平成4年松戸市議会9月定例会6日目の会議を開きます。 これより議事に入ります。 本日の議事については、お手元に配付いたしました日程表によって進めたいと存じますので、御了承願います。
△議案の上程
○議長(高橋義雄君) 日程第1、認定第1号から第10号までの10件を一括して議題といたします。
-------------------------------------- 認定第1号 平成3年度松戸市
一般会計歳入歳出決算の認定について 認定第2号 平成3年度松戸市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第3号 平成3年度松戸市
松戸競輪特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第4号 平成3年度松戸市
下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第5号 平成3年度松戸市
公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第6号 平成3年度松戸市
老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第7号 平成3年度松戸市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第8号 平成3年度松戸市水道事業決算の認定について 認定第9号 平成3年度松戸市病院事業決算の認定について 認定第10号 平成3年度松戸市
土地区画整理事業決算の認定について (委員長報告)
△
決算審査特別委員長報告
○議長(高橋義雄君) 本件に関し、
決算審査特別委員長の報告を求めます。 〔並木幸雄君登壇〕
◆24番(並木幸雄君) それでは、
決算審査特別委員会に付託を受けました認定第1号から認定第10号までの10件につきまして、委員13人により、9月14日および16日から18日までの4日間にわたり、午前10時より特別委員会室において開催し、関係理事者の出席を求め、慎重なる審査を遂げました。その経過ならびに結果について概要を御報告いたします。 まず、認定第1号、平成3年度松戸市一般会計について。 歳入では、個人・法人市民税の過去2年間の課税実績。法人市民税の業種別滞納状況。区画整理施行地の評価替えの時期。利子割交付金の減収理由。
国庫補助負担率減少の経過。預金利子収入の内訳。 続いて、歳出のうち、第2款総務費では、定期健康診断および成人病検査の受診状況と結果。広報ビデオの作成本数と内容および活用方法。
市民憲章意識調査の結果報告。
自転車保管場所自動券販機の設置場所とその効果。財団法人千葉県
暴力団追放県民会議の活動内容と成果。国際交流協会における
ホームステイバンクの登録者状況。納期前納付報奨金の過去5年間の推移。市税に占める納税貯蓄組合員の納付額。 第3款民生費では、
生きがい福祉事業団の職種別単価および事業実績。
生活つなぎ資金貸付金の相談件数。
福祉タクシー事業の利用件数。老人福祉
施設入所者見舞品の内容。
付添看護料法外援護費の増額の理由。
原爆被爆者援護費の対象人員。
福祉活動専門員の活動内容。緊急一時保育実施後の問題点。保育料の加重平均額、収納率および滞納額。民間保育所における延長保育費、
予備保母等設置費および乳児保育費に対する国・県の補助率。
高等学校入学資金貸付金の資格要件および対象人数。生活保護の相談件数および受給開始件数の推移。ゆうかり学園、あゆみ学園の職員の配置状況。 さらに、第4款衛生費では、基本健康診査の年齢別受診者数および診査結果。がん検診の発見の状況とその推移。移動入浴車の利用状況。市民健康相談の内容と傾向。新
三種混合個別接種および
インフルエンザ接種の過去3年間の実施状況。
商店会清掃美化活動補助金の対象地区およびその効果。 第5款労働費では、
退職金共済掛金補助金の実績および加入状況。 第6款農林水産業費では、
病害虫防除事業における対象面積の推移。 第7款商工費では、小
企業者等緊急つなぎ資金の貸付実績と傾向。
消費者苦情相談の相談傾向とその対応策。各種商業調査の結果をどのように生かしていくのか。
パートタイマー相談事業を充実させていくための方策。 第8款土木費では、矢切駅前用地の購入面積と坪単価。建築に関するトラブルの相談件数および内容。排水路整備費における使用料および賃借料の不用額の理由。常盤平雨水貯留
施設整備工事の進捗状況。21世紀を目指した
都市計画構想策定委託の成果。
河川しゅんせつ委託の実施場所。公園内トイレの
水洗化工事実施箇所数。 第9款消防費では、レスキュー隊の活動実績。
消防団員健康診断の結果。 第10款教育費では、教職員研修委託の研修内容。教育相談事業における相談内容と傾向。1人当たりの父母負担軽減額。要保護・準要
保護児童生徒就学援助費の伸び率。余裕教室の有効利用に対する基本的な考え方。
PTA連絡協議会への補助金の推移。さらに、松戸市文化振興財団の役員構成および活動実績等の質疑があり、審査の結果、多数意見をもって認定すべきものと決定いたしました。 次に、特別会計のうち、まず、認定第2号、平成3年度松戸市
国民健康保険特別会計については、所得階層別の滞納状況。過去3年間の
保険料不納欠損額と件数の推移。
保険料賦課徴収関係事務電算委託料の増額の理由。保険料収納率の過去3年間の推移等の質疑があり、審査の結果、多数意見をもって認定すべきものと決定いたしました。 次に、認定第3号、平成3年度松戸市
松戸競輪特別会計については、開催期間中の職員の配置状況。競輪場借上料の積算方法等の質疑があり、審査の結果、多数意見をもって認定すべきものと決定いたしました。 次に、認定第4号、平成3年度松戸市
下水道事業特別会計については、下水道使用料の不納欠損件数と内容。
水洗便所改造資金利子補給金の対象件数。下水道工事に伴う物件等補償の件数とその内容。管渠調査委託料の具体的内容等の質疑があり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致認定すべきものと決定いたしました。 次に、認定第5号、平成3年度松戸市
公設地方卸売市場事業特別会計については、市場審議会の審議内容等の質疑があり、審査の結果、多数意見をもって認定すべきものと決定いたしました。 次に、認定第6号、平成3年度松戸市
老人保健事業特別会計については、過去3年間の疾病状況推移。医療費総額および1人当たりの医療費の推移等の質疑があり、審査の結果、多数意見をもっを認定すべきものと決定いたしました。 次に、認定第7号、平成3年度松戸市
駐車場事業特別会計については、妥当なるものと認め、全会一致認定すべきものと決定いたしました。 次に、認定第8号、平成3年度松戸市水道事業については、
北千葉広域水道企業団との契約内容。原水単価の推移。利益の対前年度比較等の質疑があり、審査の結果、妥当なるものと認め、認定すべきものと決定いたしました。 次に、認定第9号、平成3年度松戸市病院事業については、流動資産未収金の内訳。外国人について徴収不納の件数と金額等の質疑があり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致認定すべきものと決定いたしました。 次に、認定第10号、平成3年度松戸市
土地区画整理事業については、八柱駅周辺地区の進捗状況等の質疑があり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致認定すべきものと決定いたしました。 以上、本特別委員会に付託を受けました認定議案10件に対する審査の経過ならびに結果についての御報告といたします。
△質疑応答
○議長(高橋義雄君) ただいまの
決算審査特別委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋義雄君) 質疑なしと認めます。
△討論
○議長(高橋義雄君) これより討論に入ります。 通告がありますので、順次発言を許します。 まず、高橋忠君。 〔高橋忠君登壇〕
◆1番(高橋忠君) 日本共産党の高橋忠でございます。会派を代表いたしまして、認定第1号、平成3年度松戸市一般会計決算、認定第2号、平成3年度松戸市
国民健康保険特別会計決算、認定第3号、平成3年度松戸市
松戸競輪特別会計決算、認定第5号、平成3年度松戸市
公設地方卸売市場事業特別会計決算、認定第6号、平成3年度松戸市
老人保健事業特別会計決算の5件に対し、反対の討論を行います。 言うまでもなく、当年度はバブル経済が崩壊し、本格的な不況に突入した年であります。ところが、このときの国家予算を見れば、10年連続して異常に突出した軍事費、ますます戦略援助的性格を強めたODAの高い伸び、昨年の日米構造協議で約束した10年間で430兆円に及ぶ公共事業計画の初年度としての公共事業費の大幅増額など対米追随の予算となっておりました。また、その一方で、
老人医療費自己負担の大幅引き上げと児童手当の
支給開始期間短縮、生活保護費の連続大幅削減など福祉と国民生活への相次ぐ攻撃という性格をあわせ持つ予算でもありました。さらに、年度末の国債残高は168兆円にも達し、その利払いと償還のための国債費は一般会計の22%を超えるまでに膨れ上がり、まさに新たな財政破綻と国民大収奪に向かう転換点の予算となっておりました。 こうした状況のもとで、当市の財政も多種多面にわたり大きな影響を受けているところでありますが、我が党は伊藤余一郎議員とともに、私が、本決算が果たして市民の生活と営業、健康と命が守られるものになっていたのか、そしてまた、各分野に及ぶ山積みする市民要求が確実に実現されるものになっていたかどうかという観点から決算の審査に当たりました。もちろん、諸政策の中には職員の皆様方の御努力によって前進したものも見られます。私どもは、それらについては正確に評価したいと思います。 しかしながら、全体として市民の願いが十分に反映され、実現された決算となっていないという理由で、以下の5件について反対の討論を行うものであります。すなわち、一般会計決算より各款項目ごとに問題点を指摘するものであります。 まず、一般会計歳出の総務費についてでございます。 最初に、職員の皆様方の日ごろの御努力に敬意を表したいと思います。我が党は、職員の健康問題については一貫して職員の健康破壊と
市民サービス低下につながるような安易な少数精鋭主義を批判してまいりました。そして、人員増を要求するとともに、住民の立場に立って対応していただくことを主張してきたところであります。しかしながら、職員1人当たりが受け持つ住民数は、千葉市は121.1人、船橋市は117.5人、市川市は112.3人、それに対し当市は141.5人で、近隣市や全県平均118.6人を大きく上回っています。少ない職員配置で頑張っても限度があるのではないでしょうか。
病気休暇発生状況は、前年度に比べて件数的には減少しているが、捻挫および骨折や内臓疾患、腰痛などいわゆる働き過ぎではないかと思われる障害が明らかとなっています。こういう環境の中で残業は最高で月92時間の部署もあり、慢性的に残業が続く部署があると聞いております。年休の使用状況については、前年度より若干であるが好転しているとはいえ、病院関係は平均10.4日と最も多い部署の3分の2の消化にとどまっています。ぜひとも近隣市並みの職員増を一日も早く図り、職員の皆さんが健康で明るく働き続けられる職場の確保のために条件整備を強く訴え続けるものであります。 次に、平和予算については、我が党は毎年その増額を要求してきたところであります。しかし、元年度および2年度にわたる
平和モニュメント3,000万円の予算を別として、平和コンサートや平和映画フィルム借上料の費用など3年度は約185万円と、他市に比べて少額であります。また、原爆パネルなど市独自に所有していないなど、この面の取り組みを一層充実するよう強く求めるものであります。 さらに、安全対策では、交差点安全対策や滑りどめ対策、標識や標示などの改善などが努力がされましたが、高齢者、子供、高校生の事故死傷者数は全県的に見て高い率であり、引き続き安全対策のさらなる充実を望むものであります。 次に、民生費についてであります。 お年寄りを支える体制がなくなったときの最終の受け入れ場所である
特別養護老人ホームの入所相談は年間174件、判定委員会にかかった件数は128件と増加しております。幸い、民間
施設が建設されたために、入所できた方は131名と増加したことは喜ばしいことであります。しかしながら、平均待機期間は4か月、最長待機期間は12か月と、
施設の絶対数が不足していることが、その数字に端的にあらわれています。松戸市の
老人保健福祉計画の策定に当たっては、ぜひとも早期に市立の
特別養護老人ホームの建設を具体化することを強く指摘するものであります。 次に、生活保護については、受給の開始件数よりも廃止の件数がますます大幅にふえていることが明らかになりました。3年度は715件の相談件数がある中で開始が174件、その一方で廃止は255件となっております。厚生省の受給削減方針と厳しい監査があることに強い怒りを抱くものでありますが、保護を受けようとする方の生活実態を考え、当局のきめ細かで厚い対応を強く望むものであります。 また、
生活つなぎ資金貸付制度については、制度上の問題を指摘してきたところであります。今年度も相談件数が55件ありながら、実施は4件という結果になっております。一部他の制度を利用した方があるとはいえ、貸し付け条件の改善は急務であることを指摘せざるを得ないのであります。 保育所については、措置率の低下や収納率の低下、滞納額の増加に見られるように、利用者の保育料負担は生活実態と全く似合わない現状になっております。その上、0歳児などの保母配置については我が党は一貫して指摘してきたところでありますが、県下で最もおくれている公立保育所での保母配置基準を一刻も早く是正し、それも保母を削減することなく増員によって行うことを強く要求するものであります。 その他、一時保育の正規保母の配置問題、
被爆者援護手当の大幅引き上げ、付添看護料、法外援護費や福祉タクシーのさらなる充実を要望したところであります。 次に、衛生費についてでありますが、がん検診については、胃がん、子宮がん、肺がん、乳がんなどの受診者は3万9,683人、精密検査は1,733人ということでありましたが、市民の健康保持のためにさらなる充実を求めるものであります。 さて、我が党の要求によって1歳6か月児健康診査が当年度から直接検診となり、受診率は一般検診が前年度の78.4%から81.2%へ、歯科検診が71.1%から81.2%へと顕著に増加しました。直接検診はますます意義あるものになってきており、当局も全員が直接検診をすることにより、早期発見に有効になっていると答弁されたところであります。引き続きの充実を図るよう望むものであります。 一方、健康管理事業の機能訓練のための訪問リハビリについては、対象者91人で延べ153人ということでありました。しかし、元年度280人、2年度298人、3年度153人と3年度は減少しております。その理由は産休のために減少したということでありますが、リハビリが現実に必要とされている状況のもとで、代替を配置するなどして対応すべきであり、さらなる人員配置を望むものであります。 在宅ケアのための訪問看護事業については、専任保健婦2名、委託訪問看護婦10名で対応して いるとのことであります。訪問数も元年度28人、592回、2年度49人、836回、3年度59人、1,345回と増加しております。対象者の76.3%は70歳以上のお年寄りであり、病名も脳血管疾患や老人性痴呆が約半数を占めているとのことです。床ずれなどへの指導に苦労されている皆さんに敬意を表するものであります。保健婦さんの1人当たりの対象者が14.9人と前年度より増加しているだけに、保健婦さんの人的配置の増強を図るよう求めるものです。 結核予防についても一言指摘しておかなければなりません。結核患者は元年度140人、2年度145人、3年度143人と横ばいとのことでした。しかし、厚生省統計でも2年度新規患者数は5万1,821人、死亡者3,659人と80年代に入り減少率は大幅に低下、人口10万人当たりの患者数でも日本は先進諸国に比べ高い数値を示していることが判明しております。その原因として、発展途上国からの人口流入が増加し、感染しやすくなっていること、また、エイズによって免疫力が低下していることなどが指摘されています。高齢化と集団感染が増加し、中高生でさえ風邪や肺炎などと診断され発見がおくれ、さらに感染が広まってしまうと言われております。早期発見こそが最大の予防となるものであります。国立病院との連携ができない今、市独自の予防健康診断の受診率アップなど充実が求められていることを指摘するものであります。 環境問題では、特に大気汚染や地下水汚染について要望してきたところです。大気汚染では、上本郷測定局や根本局で二酸化窒素による汚染は依然として基準値を上回っております。トリクロロエチレンなどによる地下水の影響も深刻であります。また、テトラクロロエチレンや1.1.1.トリクロロエタンなどが規制の甘さから増加していることも軽視できません。地下水汚染は河川の汚染にも大きく影響するものであり、何よりも自然が一つ一つ破壊されるものであって、より一層の監視体制の強化や汚染源の除去に努力するよう望むものであります。 ごみ問題については、リサイクル活動による収集量が565万キログラムに達したとのことでありました。リサイクルの重要性が社会的に求められ、また、当市が処分場で他市に大きく依存している中でその充実拡大が一層必要となっています。リサイクルにかかる3年度の市負担額は169万円とのことであり、市の収集経費と比較した場合、半額で済むとのことでした。リサイクルの一層の重要性が経費面でもあらわれており、リサイクルのさらなる充実を求めるものであります。 農林水産費について。 生産緑地に関しての援護策として、我が党は条例提案もしてきたところであります。農業振興要綱の運用の拡大で対処していくとの答弁でありましたが、生産緑地にかからない農地の保護育成については環境保全、水害対策、子供への教育的立場から引き続き今後の推移を監視していくことを表明したところであります。 次に、商工費についてであります。 市内の小売商業関係者にとって、大店法の改悪は深刻であることを指摘したところであります。答弁によると、平成4年度4月1日現在出店計画中のもの、第1種3店、第2種6店舗とのことであります。ただでさえ不況の波が押し寄せている零細小売業者にとって、なお一層の深刻な影響を受けることは必至であり、なお一層の振興策の充実、融資制度の見直しなどを含め、商店街活性化に向けての努力を望むものでございます。 また、パート事業については、今年度は求人数よりも求職者数が上回ったとのことです。不況の影響は一番基盤の弱いパート職の中にこそいち早くあらわれるものと確信します。そして、そのほとんどが女性であり、無権利状態の中でどこにも相談に行けず泣き寝入りせざるを得ない状況が現実としてあります。ぜひ気軽に相談できる窓口対応になるよう要望するところです。 次に、土木費についてであります。 国分川分水路事業のおくれを早急に打開し、進捗されることを強く要望したところであります。 また、市営住宅については、居住面積拡大の要望にこたえていくとの方向性が出されたところでありますが、そのことと合わせて、高齢化に備え、3階でもエレベーター設置補助がつくよう我が党国会議員団が国に要望してきたところであり、国も前向きな方向性を出している件について、ぜひ積極的に設置されるよう要望するものであります。 次に、消防費についてであります。 近隣市と比較して松戸市の消防体制は充実が図られていることについては評価するところであります。今後の課題としては、直下型地震に対しては、常磐線西側一帯の液状化現象について心配していることが明らかになりました。しかし、その対策のための調査は昭和62年度に一度だけ実施するも、その後何ら対策を検討していないとのことでありました。人口過密が急速に進み、土地高度利用の中で高層化も進んでいる現在、市民の財産保護と生命の安全のためにも、地震対策にも積極的に取り組み、充実した防災体制がなされることを切に望むところであります。 次に、教育費についてであります。 まず、教職員の研修費についてでありますが、言うまでもなく、教職員はグループ別および学年別の研修が実施されており、みずからの技能を高めるために努力しております。しかし、1人につき年額1万8,500円の研修費用がグループや学年に配分されないままになっている問題を指摘いたしました。教育委員会はすべて配分されている、確信を持っているとの答弁でありましたが、その後の調査で1校のみ渡っていないことが判明しています。この研修費は校長に振り込まれているだけに、公平かつ厳格に教職員に配分されるよう、強く指摘するものであります。 また、教育条件の整備についてもその不十分さを強く指摘してきたところです。松戸市はブラスバンドのための楽器や金管バンド編成に毎年5,000万円からの予算を投入しているにもかかわらず、中学校の生徒、特に女生徒が着がえる場所は相も変わらず教室であります。これについて、かねがね更衣室の設置を指摘してきたところでありますが、少なくともカーテンなどで仕切り、目隠 しなどだけでも早急に望まれるところであります。しかし、わずか1校当たりの工事費1万6,000円でできるこうした整備費さえ使われておりません。今回改善していく意向が示されましたが、仮に小中すべての学校で実施したとしても総額100万円で済むものであります。早急なる整備を望みます。 また、小学校などのプールに見学となった児童が熱射病にかからぬよう日除けの設置をすることや、児童生徒を含め、特に教職員のためにシャワー室の設置が求められていることなども指摘してきたところです。市教委はいずれも学校との協議、研究、検討していくとのことでありましたが、ぜひとも整備の方向に努力することを要求するものであります。 次に、高等学校費、市立松戸高校の推薦入学問題についてであります。本会議でも指摘したところでありますが、毎年募集枠、応募者、合格者がそれぞれぴったり一致しているのは、だれか調整役がいないとできないことと、その調整をさせないためには高校から中学へあらかじめ決められた枚数の入学願書を配布するのをやめ、推薦を希望する中学生が市立松戸高校へ行って自由に願書をもらえる制度にすること、これは他の公立高校の推薦入試制度でも当たり前になっていること、そして、一部特定の運動系の部活に偏らないようにすること、高校の運動系部活の顧問の教師が中学校を回って有望な生徒を物色したり、中学生のうちから市松に呼んで練習をさせたりすることのないようにすることなどを指摘いたしました。何よりも市内の中学生の市松への受験機会が不当に奪われることなく、公平であり、運動系に偏ることなく、決して疑惑を持たれないようにすべきであり、そろそろ新年度の推薦入試の日程が始まろうとしています。不正が起こらぬよう、その経過と結果をしっかりと見据えていきたいと思います。 次に、中学校給食でありますが、新たに実施された和名ケ谷、栗ケ沢、常盤平、六実の各中学校の給食から、とうとう調理業務について民間委託が実施されました。民間委託については従来から安全、衛生面および食の質の低下につながる危険性を指摘してきたところでありますが、今後の推移を十分監視していくことをまず表明するものであります。 さて、喫食率が高まっているもとで、選択制であるがゆえの問題が一層鮮明になってきております。特に六実中学校では1学期の給食実施でさまざまな問題点が生まれてきたことが学校の「給食だより」で明らかになりました。例えば、 1長い時間待たされてしまう、 21時を過ぎても食事をとっているのは成長期の生徒にとってどうか、 3食事が済むとすぐ5時間目の授業が始まり、精神的な落ちつきやゆとりが得られないと指摘しております。その原因として、全校生徒は929名なのに座席は550しかない、教室まで運ぶのに通路が狭いので、給食室に向かう人と教室に食事を運ぶ人がすれ違うときに混雑して危険である、衛生的にもよくない、1年生は2階から4階まで運ばなければならず、途中でこぼしたり食器を割ったりすることがある等々というものであります。こうした状況から、六実中では学年ごとにA、Bのグループに分かれ、1週間交代で給食をとるということや、時間差を設けて給食室の全員利用などが検討されているのであります。このような学校現場での悩みや苦労を市教委は何一つ正確に把握しておらず、何も問題なく実施されているなどと答弁しており、極めて無責任であると指摘するものであります。 この「給食だより」では、1時を過ぎても食事ができなかったり、30分以上も廊下で並んで待たされていたりするなどストレスが高まり、けんかやいじめなど生徒指導の問題まで発生しかねないと憂慮されているところであります。このような現状に対して、市教委はどのようにこたえ、対策をとろうとしているのでありましょうか。我が党はすべての生徒が給食を食べることができるよう
施設の充実を図ることを強く要求するものであります。 その他、父母負担軽減対策での市費負担の軽減を図ること、長欠児童生徒に対する対策の充実と指導員のあり方、カウンセラーの配置など積極的にその施策に取り組むよう望むところであります。 さて、歳入であります。 調定額では対前年度伸長率7.84%と前年度と比べ低い伸びとなっております。これは個人市民税が2年度に比べ96.9%から93%へと減少しているためであります。特にバブル経済の破綻による影響は大きく、法人税については顕著で、100万円以上の滞納額も大きく増加しております。不動産や建設業が大きな影響を受けていることも明らかになりました。これらはいずれも不動産向け融資の総量規制と土地取引の減少、地価の高値安定が依然として大きくあらわれていることからくるものであります。 消費税導入3年目となった3年度決算は市財政にも大きく影響しているところであります。元年度12億200万円、2年度15億5,600万円、3年度20億4,000万円となり、3年間で見ても2.9倍もの影響額となっております。一方,国から入る消費譲与税は元年度11億1,600万円、2年度13億2,200万円、3年度14億2,200万円であり、差し引き9億3,800万円も余計に負担させられたことになるわけでございます。 7年前から始まった国庫負担の引き下げによる影響額に至っては、単年度決算で総額14億4,000万円になり、その影響額は4年度予算でも15億3,500万円に達することが明らかにされたところであり、60年度からの総額は何と91億5,400万円にも達するものであります。しかも、これらの国の自治体いじめの一番影響を受けているところは民生費であります。3年度のみで見ましても福祉関係で約9億3,000万円であり、下水道関係の3倍にもなります。さらに見ますならば、60年度からの影響額は61億8,000万円にも達し、引き下げ総額の実に70%に当たるものであります。国の福祉切り捨て政治が数字の上で明らかなところであります。 このような歳入による影響は市財政に大きく影響し、今後の大型事業の進捗をも左右することになるでありましょう。我が党は、こうした国の地方への負担を厳しく批判するとともに、その影響を市民に対し使用料や手数料など引き上げによって市民負担を強めるべきでないということを強く主張するものであります。 以上をもちまして一般会計決算の反対討論といたします。 次に、認定第2号、
国民健康保険特別会計決算についてであります。 会計決算においても収入未済額の割合や不納欠損が増加していることが明らかになっております。不納欠損額について見れば、元年度1,696件、9,670万円、2年度1,615件、1億800万 円、3年度1,801件、1億795万円と推移しております。収入済額においては59年度を100とし、2年度158、3年度176.2であります。いかに国保料が加入者にとって負担になっているかが端的にあらわれているかをよく示しているものであります。もちろん、その第1の原因は国庫補助率の削減によるものであることは言うまでもありません。国は本来45%を補助すべきところを、現在38.5%に引き下げてしまっております。我が党は厳しく補助率の復元を求めるものであります。 さて、国保会計で指摘しなければならないのは滞納者の実態であります。加入者はすべて所得に応じて国保料が賦課されております。しかし、納付者数や滞納者率を見た場合、いかに加入者にとって厳しいものであるかが明白であります。所得なしが3年度1万7,791人中3,205人が滞納、18.1%の滞納率の中でも最も高く、次に200万円から250万円、率で13.1%、250万円から400万円以下、12.6%を占めております。また、加入者割合が多い区分に滞納者が多いことを示しており、国保料負担割合が重くのしかかっているということは、市民の生活実態に合わないものかをあらわしていると言わなければなりません。我が党は、こうした国保会計での厳しい状況からして、一般会計から繰り入れをすることで補うべきであると再三要望してきているところであります。2年度と3年度、3億3,000万円繰り入れがあったとはいえ、この額は少な過ぎるもので、しかも3年度は平均15%の料金引き上げがされております。滞納者の一層の増加につながっていくものと指摘するものです。 厚生省は今年度、国庫負担金を地方交付税で一般財源化し、国庫負担で賄うべき人件費分を削減しました。一方では一般会計からの繰り入れについては厳しい制限をしてくるなど新たな医療の抑制を強めてきております。それどころから、保険の一元化のスローガンのもとに国民健康保険法が示す社会保障としての国保制度を否定するような改悪をさらに進めようとしているものであります。我が党は、1人当たりの県の補助金が全国平均1,008円、関東地方の中でも栃木県の150円よりも低い127円と、千葉県の国保への補助が最低であることを指摘したところであります。その補助率の引き上げも強く要求すべきであると主張してきたところです。 以上、一般会計からの繰り入れを減少させずに、だれもが払える保険料の設定の確立、また、減免制度も検討するよう要求し、反対討論とするものであります。 次に、認定第3号、
松戸競輪特別会計決算についてであります。 我が党は、ギャンブルに財源を依存すべきでないということが一貫した立場であります。また、従来から指摘している開催時およびその前後に商工課を始めとする数多くの職員が業務に携わっております。3年度も315人、15日間がそのために出向せざるを得ないという状況であります。市内商工業の発展、活性化のために力を入れるべきであることを指摘し、反対の立場を表明するものです。 次に、認定第5号、松戸市公設地方卸売市場特別会計であります。 公設市場とはいえ、借り上げ方式の2市場である公設市場であります。1市1市場を目指しての統合問題の協議が進められているわけですが、見通しは暗いとのことでありました。3年度の実績を見ましても、水産関係の入荷量は相変わらず少ないものとなっており、市民への安定的な食糧の確保という機能は十分なものとなっておりません。統合問題が速やかに解決するよう望み、反対の立場を表明するものであります。 最後に、認定第6号、老人保健特別会計決算についてであります。 言うまでもなくこの制度は70歳以上の高齢者の方々を差別するものとなっているところに根本的な問題を持つものであります。高齢化の進行に伴って対象者も年々増加しております。当然医療費も約86億7,000万円、2年度91億7,000万円、3年度100億円と増加、1人当たりの支給総額も元年度48万5,000円、2年度48万5,000円、3年度50万4,000円と増加しております。 一方、国は年金や医療、福祉などの負担を消費税を導入した一昨年度も1兆36億円減らし、負担率を下げ続け、逆に社会保障費用の国民負担は9年間で1.8倍、1人当たり7万1,000円もふえていることが厚生省の外郭団体である社会保障研究所の発表でも明らかになっております。そして、昨年の6月国会では老人保健の外来一部負担も月800円から900円に、さらに1,000円に引き上げていく、行く行くは物価にスライドし、国会決議を経ることなく一部負担が増していくことを決めてしまいました。 入院費についても同様であります。国は老人保健の制度発足以来、老人医療費に占める国庫負担の割合を10%も引き下げており、93年度政府予算でのその削減額が6,000億円にも達しております。したがって、その20%を戻すだけで1,200億円の財源が確保されることになるわけであります。そうすれば値上げもスライド制も導入する必要はなかったのであります。我が党は、このようなお年寄りいじめの制度を許すものではありません。 また、我が党は、この議会でも老人医療費の年齢引き下げを強く要求したところであります。この9月議会、船橋が年齢引き下げを提案し、老健法制定以後でも実施したことをも特に念頭に入れ、今後対処されんことを主張し、反対とするものです。 以上をもちまして一般会計決算および4特別会計決算の反対討論といたします。(拍手)
○議長(高橋義雄君) 次に、湯浅泰之助君。 〔湯浅泰之助君登壇〕
◆48番(湯浅泰之助君) 48番、自由民主クラブの湯浅泰之助でございます。保守系各会派を代表いたしまして、ただいま議題となっております平成3年度松戸市一般会計、特別会計および公営企業会計の決算の認定議案10件について、委員長報告に賛成の意を表し、討論を行うものであります。 平成3年度の我が国経済は、個人消費が堅調に推移しているものの、設備投資の増加テンポが低下し、企業収益が減少しているなど景気の減速感が広まっており、インフレなき持続可能な成長経路に移行する調整過程にあると言われておりましたことは皆様御承知のことと存じます。 さて、平成3年度松戸市の予算は、松戸わがまちプラン第4次総合5か年計画の中間年次に当たることから、本計画を確実に達成させるため、重点的に財源を配分するとともに、従来に引き続き社会資本の整備、健全財政の維持を図ることを目的とし、編成されたところでありました。 そこで、今回の審査に当たっては、予算に盛り込まれた諸施策事業が計画どおり実施されているのか、また、その成果が着実にあらわれ、市民の要望に反映しているのか等に視点を置いて会議に臨んだところであります。 ここで個々に申し上げるところですが、時間の関係もあり、また、決算でありますので、総括的に述べたいと思います。 まず、一般会計の歳入決算につきましては、調定額で7.84%、収入済額で7.41%前年度に比べ上回っております。しかしながら、景気の影響によるものか、市税等において不納欠損額および収入未済額がともに前年に比べ増加しております。当局の日ごろの御苦労にはまことに感謝いたすものの、職員の方々におかれましては、松戸市の貴重な財源確保のために、なお一層の御努力をお願いするものであります。 また、市債については、(仮称)和名ケ谷クリーンセンターを始めとする市の大事業を実施する関係から大きな額となっており、公債費の支出は下降してきてはいるものの、将来の財政負担にならぬよう償還計画を良好に立てていただくことを望むものであります。 次に、歳出について見てみますと、前年度比較で7.67%の伸びを示しております。当初予算は977億円でありましたが、補正予算で91億円余を計上する積極的な行財政運営が行われており、3年度の基本方針どおり多数の事業が実施されたことによる成果は多大であります。 主な施策の成果として、まず、福祉の充実につきましては、デイ・サービスおよびショートステイ
施設を併設した
特別養護老人ホーム2
施設の建設に対する助成をし、これによりデイ・サービスセンターは4か所となり、お年寄りの自立的生活の助長と家族の身体的、精神的苦労の軽減がさらに図られたものと拝察するものであります。 さらに、高齢者が安全で快適な生活ができるよう配慮されたシルバーハウジングの着工、県内初の軽費老人ホームであるケアハウス建設に対する助成、その他障害者等各種援護費、補助金および扶助等広く福祉の向上を図っており、高齢者社会を迎える折、それらの成果を見るにつけ、まことに心強く感ずるものであります。 次に、本市の緑のシンボルゾーンとなる21世紀の森と広場、その中に、先般「森のホール21」と愛称が決まった文化会館の建設が2年次目となり、その威容をわずかではありますが、あらわしてきております。 また、博物館につきましても、平成5年度開館に向け計画どおり事業が進められており、それらの文化
施設の完成は多くの市民が待ち望んでおるものであります。 さらには、千葉県指定名勝の戸定庭園および修復が完了した戸定邸に加えて、歴史的環境にふさわしい公園づくりを目指してきた戸定が丘歴史公園内に戸定歴史館が昨年の11月にオープンされ、多くの市民が国際交流の先駆者たちのとうとい体験を学び、貴重な歴史的遺産に触れる機会が提供されたことはまことに喜ばしい限りであります。 また、図書館分館およびながいき室を併設した17番目の八ケ崎市民センターの完成により、地域に密着したコミュニティ
施設の充実がさらに図られましたことは高く評価するものであります。 次に、教育の充実についてであります。 情操教育の充実を図るための小学校の金管バンド、中学校のブラスバンドの標準編成化、国際感覚を養い、国際理解教育の推進を図るための中高生に対する外国人青年による英語指導の拡充、校舎の大規模改造事業、プールおよび弓道場等各種
施設の整備、さらには、平成2年6月から実施されました全国で初めての弁当併用による選択制の中学校給食は、平成4年4月、新たに4校を加えて6校に拡大実施がされ、生徒ならびに父兄に大変好評を得ており、早期全校実施に向けて今後のさらなる御努力を要望するものであります。 次に、救急・消防活動の充実につきましては、新たに五香消防署に特別救助隊が設置され、救助体制の強化が図られており、また、地域住民からその完成が待たれております大金平消防署が建設に着手、4年度竣工に向けて工事が進められました。 いずれにしましても、これらの人的、
施設的充実は市民の生活、生命を守る上で最も必要とされるものであり、まことに心強い限りであります。 次に、その他主な施策につきましては、(仮称)中央保健センターおよび(仮称)和名ケ谷クリーンセンターの着工、21世紀の森と広場建設事業、北小金駅南口地区再開発事業、さらに清流復活の推進を図るための水環境管理基本計画の策定等々の諸施策が計画的かつ積極的に実施されており、その成果は多大であります。 なお、昨年のトンネル工事の痛ましい事故も記憶に新しい国分川分水路事業につきまして、事故に伴う犠牲者の方々に対しまして、改めて心より御冥福を祈るとともに、御遺族の方々にお悔やみを申し上げます。本事業は国分川、春木川沿い周辺の住民が一日も早い完成を望まれており、その事業の早期完成を強く要望するものであります。 次に、国保被保険者の疾病等に対して保険給付を行い、医療福祉の増進に努めている国保会計を始め競輪会計、下水道会計、市場会計、老人保健会計および駐車場会計の5特別会計につきましては、それぞれ各事業目的に沿った予算執行がなされていると判断いたすところであります。 また、水道事業会計につきましては、最大の目的である、清浄にして、豊富・低廉な水の供給がなされており、その努力を評価するものであります。 次に、病院事業会計につきましては、平成3年度において院内保育が設置、就学資金貸し付け事業の導入など看護婦さんの待遇改善が図られた結果、大きな結果があったとお聞きしております。 さて、病院事業における経営問題であります。東葛地域において基幹病院としての位置は依然として第1位にあります。ここに至るまでの経過について申し上げますと長くなりますので避けますが、その第1位にふさわしく、
施設整備、医療機器は大きく拡充されてきたところであります。しかしながら、経常収支において前進はこれからという状況であります。市立病院を挙げて経営の改善について抜本的な対応をとられますよう強く期待申し上げるものであります。 さらに、
土地区画整理事業につきましては、換地処分に向けて努力なされているところであり、平成4年9月8日に換地計画の事前協議に伴う県の検査が終了し、10月上旬には換地計画の事前協議終了の通知を受ける段取りとなっているとのことであります。ぜひとも正規の手続を手順よく処理され、長年にわたった換地事務を平成4年度内に終結されますよう一層の御努力を御期待申し上げるものであります。 いずれにいたしましても、企業会計は財源確保に努めるとともに、経費についても可能な限り節減をし、最大の効果が得られるよう企業努力が求められております。また、経営分析にも着目しながら、今後も健全経営に努められるよう強く要望するものであります。 以上、諸事業の一端を申し上げましたが、地方公共団体は社会経済情勢の変化に対応しながら、さらに地域の特性を生かし、活力と潤いのある魅力ある地域づくりをしていかなければならないものであります。限られた財源の中で重点的かつ効率的な予算配分に努め、健全な行財政運営の推進を図っていくことが求められる中で、松戸市政は各分野にわたってきめ細かに市民の要望する各施策の実施に意欲的に取り組まれたものと高く評価するものであります。 また、事理一致の難しさはあろうかと思いますが、地方自治法第2条第13項に規定されているように、住民福祉の増進に努め、最小の経費で最大の効果を上げるよう、今後とも努力されることを要望するとともに、宮間市長のさらなる御活躍を祈念申し上げ、認定第1号から第10号までの10件に対する賛成の討論とするものであります。(拍手)
○議長(高橋義雄君) 次に、藤井弘之君。 〔藤井弘之君登壇〕
◆5番(藤井弘之君) 藤井弘之でございます。公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております認定第1号、平成3年度松戸市
一般会計歳入歳出決算から認定第10号、平成3年度松戸市
土地区画整理事業歳入歳出決算までの各特別会計、企業会計決算の認定10件につきまして、賛成の討論をいたします。 平成3年度は、企業の大型倒産が続出するなどバブル現象を引き起こした我が国経済のありよう、そして、なかんずく、バブル経済崩壊後の我が国政治のありようなどさまざまな教訓を残した年でありました。85年のプラザ合意以来、我が国経済が享受してきた円高、低金利、原油安というトリプルメリットを起点とし、4年間で株価は3倍、5年間で地価は約1兆円の増、そのほかマンション、ゴルフ会員権等あらゆる資産へバブルは波及をいたしました。そして、その崩壊後の現在の様相はごらんのとおりであります。 平成3年度の我が国経済はまさしくバブル経済崩壊の清算期に当たっており、このような状況下であるからこそ、地方財政にあっては、より堅実に、より市民に明るい展望を示し得るものでなければなりません。そのような観点に立って、本市の平成3年度の施策の効果、予算の効率性、そして、本決算が今後より市民ニーズにマッチした予算編成につながり得るよう審査に当たってまいりました。 以下、一般会計についてであります。 まず、福祉の分野については、心身障害者の社会復帰を促進する事業や地域ぐるみ福祉ネットワークの拡充、在宅介護支援センターの整備など心身障害者や高齢者に対するきめ細かな諸施策が着実に進んでまいりました。福祉は政治の原点であります。今後も障害者、高齢者など社会的不利を負う人たちを当然に包含する福祉サービスの向上に努めていかれることを期待いたします。 また、健康という面においても、中央保健センター、小金保健センター建設事業を始め乳幼児健診、健康推進員活動、訪問看護など諸事業が一層進んでまいりました。 そのほか、文化会館建設事業、和名ケ谷クリーンセンター建設事業、戸定が丘歴史公園やトイレの水洗化などの公園整備事業、シルバーハウジングや松戸新田第二市営などの市営住宅建設事業、大金平消防署建設事業、中学校給食の一層の充実など、かねてより我が党が要望、主張してまいりました多くの諸施策が実現を見ております。したがって、本一般会計は第4次総合5か年計画の中間年度の大きな山を着実に越えてきていると評価いたします。 また、
国民健康保険特別会計につきましては、収納率の向上に一層努めること、病院事業会計につきましては、週5日制が市民サービスの低下につながらないことを要望し、その他の各特別会計、企業会計と合わせ、平成3年度決算につき賛成をいたします。 本決算が総体的に堅実に執行されたことに対し、市長始め職員の皆様の御努力に深く敬意を表しますとともに、今後の財政運営に当たりましては、市民サービスの向上に一層努めていかれますようお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。 ありがとうございました。
○議長(高橋義雄君) 次に、二階堂剛君。 〔二階堂剛君登壇〕
◆28番(二階堂剛君) 日本社会党の二階堂剛でございます。会派を代表いたしまして、認定第1号、平成3年度松戸市
一般会計歳入歳出決算から認定第10号、平成3年度松戸市
土地区画整理事業歳入歳出決算までの各会計決算の認定10件につきまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。 一般会計において、歳出は平成2年度に比べると7.7%の伸びであり、執行率は98.6%、2年度に比べて0.81%伸びています。また、性質別決算を見ると、義務的経費の比率が2年度に比べ0.7%と横ばいになっています。投資的経費の比率は2年度に比べ2.8%と伸びています。ここ数年、義務的経費が減少あるいは横ばいになり、投資的経費が伸びています。それは第4次5か年計画の遂行に向けた財政運用になっているためであろうと思いますが、そのことが市民、職員への負担にならないように要望しておきます。 初めに、市民福祉の向上では、
特別養護老人ホームの2
施設の援助を行い、デイ・サービスセンター4か所の実施、軽費老人ホーム、ケアハウスの建設援助、ケアつき住宅の建設、一時保育制度、保健センター2か所の建設が行われました。 教育については、中学校給食4校への拡大が図られ、環境については、水環境管理基本計画が策定され、今後の改善が期待をされます。 ごみ問題については、ごみの減量、再資源化のためのリサイクル団体への助成が行われ、5,659トンの減量、資源化が実施をされました。 安全対策については、違法駐車対策、幹線道路の整備、排水路、雨水貯留
施設の整備事業、市制50周年準備室、福祉医療センター準備室の開設などが行われ、成果を上げています。 しかし、これらの成果を上げながらも、平成3年度中に30日以上の病休者44名、現職死亡者7名がいることから、職員の健康管理と適正配置を十分行うよう強く要望しておきます。 我が党は、決算審査の中で指摘し、さらに市民生活、市民福祉向上のため、以下の点を前向きに改善していただくよう要望として述べさせていただきます。 広報ビデオは現在まで6本製作されているとのことでしたが、各支所での放送の実施、庁舎の狭隘が問題となっていますが、事務所の借上料が約年間2億3,300万円になり、今後も他のビルの借り上げを行うのであれば、庁舎建設計画の策定、放置自転車の移送後の取引率は69.5%であり、指導員を6名体制にしたが改善が見られないので、その対策の強化を要望します。 また、地域ぐるみ福祉ネットワーク事業については、地域の福祉ニーズの把握と活動の改善、生きがい事業団については登録場所の拡大、在宅重度身体障害者ショートステイを市内でできるよう
施設の建設、身体障害者住宅増改築資金の改善、在宅老人デイ・サービス事業の寝たきり老人への拡大を要望いたします。 青少年の野外活動、自然との触れ合いの大切さを教えるためにも、21世紀の森と広場内に宿泊できるキャンプ場の設置の再検討、こどもの遊び場が3年度6か所減となっているので、その確保、単位こども会の補助金については、こども会の構成が最大286人、最小5人となっていることからも、実態に合わせた補助金の増額を要望いたします。 また、常盤平環境区の保健センターの建設、新
三種混合個別接種の改善、事業所ごみの分別を進めるため回収業者への指導の強化、資源リサイクルセンターでの労働環境の改善、21世紀の森と広場対策協議会との公園の管理、そして、そこで障害者の雇用の確保の問題、常盤平南部市営住宅の駐車場の設置、防災行政無線の活用と改善、地震による液状化対策の強化、エイズ教育と県教育委員会への働きかけ、林間学園の管理運営の充実、学校での寄贈品の公費での修理、金管バンドの指導者の確保、父母負担の軽減対策の強化、そして、中学校給食については、文部省の松戸方式の評価について、その対応をお願いしたところであります。 以上の点を要望といたしますが、全体として、第4次5か年計画の中間年に合った計画的な実行がなされていると評価をいたします。 また、特別会計、企業会計決算においては、それぞれの事業目的に合った予算執行がなされています。ただ、
国民健康保険特別会計については、保険料、国庫負担金で運営されていることからすれば、平成3年度の収入未済額がふえた理由が保険料を徴収する収納員2名欠員であったことからすると、収納員の待遇改善を行うよう要望いたします。 また、松戸
老人保健事業特別会計については、老人の疾患が循環器系、消化器系が多いことから、市においてこれらの予防対策を行うよう要望しておきます。 以上の点が新年度の予算編成に生かされることをお願いして、認定1号から認定10号までの10件に対する賛成討論といたします。(拍手)
○議長(高橋義雄君) これをもって討論を終結いたします。
△採決
○議長(高橋義雄君) これより認定第1号から第10号までの10件を採決いたします。 議題のうち、まず認定第1号、第2号、第3号、第5号および第6号の5件を一括して採決いたします。 本件に対する
決算審査特別委員長報告は、それぞれ認定すべしとのものであります。本件は、それぞれ
決算審査特別委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(高橋義雄君) 起立多数であります。よって、認定第1号、第2号、第3号、第5号および第6号の5件は、それぞれ認定すべきものと決定いたしました。 次に、認定第4号、第7号、第8号、第9号および第10号の5件を一括して採決いたします。 本件に対する
決算審査特別委員長報告は、それぞれ認定すべしとのものであります。本件は、それぞれ
決算審査特別委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋義雄君) 御異議なしと認めます。よって、認定第4号、第7号、第8号、第9号および第10号の5件は、それぞれ認定すべきものと決定いたしました。 休憩いたします。 午後0時23分休憩 午後1時30分開議
○議長(高橋義雄君) 再開いたします。 休憩前に引き続き議事を進めます。
△議案の上程
○議長(高橋義雄君) 次に、日程第2、議案第8号から第26号までの19件を一括して議題といたします。-------------------------------------- 議案第8号 平成4年度松戸市
一般会計補正予算(第1回) 議案第9号 平成4年度松戸市
松戸競輪特別会計補正予算(第2回) 議案第10号 平成4年度松戸市
下水道事業特別会計補正予算(第1回) 議案第11号 平成4年度松戸市
病院事業会計補正予算(第2回) 議案第12号 松戸市の休日を定める条例及び松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第13号 松戸市戸定歴史館条例の一部を改正する条例の制定について 議案第14号
松戸市立博物館条例の制定について 議案第15号 松戸市
公設地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定について 議案第16号 松戸市消防本部及び消防署の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第17号 松戸市消防賞じゆつ金条例の一部を改正する条例の制定について 議案第18号 松戸市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について 議案第19号 松戸市
消防団員退職報償金支給条例の一部を改正する条例の制定について 議案第20号 字の区域及び名称の変更について (
八ケ崎土地区画整理事業地区外) 議案第21号 字の区域及び名称の変更について (八ケ崎地区) 議案第22号 契約の締結について (「仮称」松戸市
文化会館新築附帯工事) 議案第23号 契約の締結について (
松戸運動公園陸上競技場全面改修工事) 議案第24号 契約の締結について (「仮称」
松戸新田第二市営住宅新築工事) 議案第25号 契約の締結について (長津川排水区
長津川雨水幹線工事「4-1工区」) 議案第26号 契約の締結について (松戸新田上丸山排水整備工事) (委員長報告)
○議長(高橋義雄君) 本件に関し、所管の各常任委員長の報告を求めます。
△総務常任委員長報告
○議長(高橋義雄君) まず、総務常任委員長の報告を求めます。 〔並木幸雄君登壇〕
◆24番(並木幸雄君) 総務常任委員会に付託を受けました議案9件に対する審査の経過ならびに結果について御報告いたします。 本常任委員会は、去る9月10日午前10時から特別委員会室において委員全員出席のもとに開催し、関係理事者の出席を求め、詳細にわたる説明を徴しつつ、慎重なる審査を遂げた結果、それぞれ次のとおり決定いたしました。 まず、議案第8号、平成4年度松戸市
一般会計補正予算(第1回)については、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ19億4,845万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,171億4,845万4,000円とするものであり、今回の補正予算については、既定の予算計上事業を遂行することを基本とする中で、既定事業を積極的に補完し、さらに新たな事業を追加するものであります。 主なものとしては、地方交付税および前年度繰越金等を財源として、道路改良および舗装事業、21世紀の森と広場建設事業、排水路整備事業、(仮称)福祉医療センター出資金等であり、それぞれ所要の措置をするものであります。 また、継続費の補正については、(仮称)和名ケ谷クリーンセンター搬入路整備事業ほか3件の追加および21世紀の森と広場横断園路築造事業ほか1件の変更を措置いたすものであり、債務負担行為の補正については、矢切駅前広場用地買収事業ほか1件の追加および都市計画街路用地買収事業について変更するとともに、地方債の補正についても所要の措置をするためのものであります。 審査の過程において、まず歳出では、地域職業訓練センターに入る職種およびその団体と協力体制。(仮称)松戸市文化会館付近のバスベイ設置とその安全対策。小金原-八柱間のバス運行の見通し。学校週5日制が始まるが、土曜日の部活動は行うべきではないと思うが、どうか。学校週5日制実施に伴い、教育
施設を無料開放する考えはないか。 次に、歳入に入り、財政力指数の今後の見通し等の質疑があり、採決の結果、多数意見をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第12号、松戸市の休日を定める条例及び松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、土曜閉庁を実施するためのものであり、審査の過程において、土曜閉庁によるサービスの低下を防ぐための対策は考えているか。ICカードなどを導入している自治体はどこか。土曜閉庁に伴う市民に対する広報活動等の質疑があり、採決の結果、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第16号、松戸市消防本部及び消防署の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定については、消防署を設置するためのものであり、審査の過程において、大金平消防署の職員数および配置車両台数、大金平消防署庁舎の特色等の質疑があり、採決の結果、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第17号、松戸市消防賞じゆつ金条例の一部を改正する条例の制定については、賞じゆつ金の額の引き上げを図るためのものであり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第18号、松戸市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定については、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の改正に準じ、補償基礎額等の引き上げを図るためのものであり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第19号、松戸市
消防団員退職報償金支給条例の一部を改正する条例の制定については、消防団員等公務災害補償等共済基金法施行令の改正に準じ、退職報償金の額の引き上げを図るためのものであり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第20号および議案第21号の2件については、いずれも字の区域および名称の変更についてであり、議案第20号は
八ケ崎土地区画整理事業地区外の町名・地番を整備するため、議案第21号は、八ケ崎地区の町名・地番を整備するためのものであり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第22号、契約の締結(「仮称」松戸市
文化会館新築附帯工事)については、文化
施設の充実を図るためのものであり、審査の過程において、災害時に避難するのに必要な時間および経路等の質疑があり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致同意すべきものと決定いたしました。 以上、本常任委員会に付託を受けました議案9件に対する審査の経過ならびに結果についての御報告といたします。
△教育民生常任委員長報告
○議長(高橋義雄君) 次に、教育民生常任委員長の報告を求めます。 〔関川和則君登壇〕
◆13番(関川和則君) 教育民生常任委員会に付託を受けました議案4件に対する審査の経過ならびに結果につきまして御報告いたします。 本常任委員会は、去る9月10日午前10時から第2委員会室において委員全員出席のもとに開催し、関係理事者の出席を求め、詳細にわたる説明を徴しつつ、慎重なる審査を遂げた結果、それぞれ次のとおり決定いたしました。 まず、議案第11号、平成4年度松戸市病院会計補正予算(第2回)については、(仮称)福祉医療センターの
施設整備を図るため所要の措置をいたすものであり、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第13号、松戸市戸定歴史館条例の一部を改正する条例の制定については、入館料の改定を図るためものであり、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第14号、
松戸市立博物館条例の制定については、博物館を設置するためのものであり、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第23号、契約の締結(
松戸運動公園陸上競技場全面改修工事)については、松戸運動公園陸上競技場の機能の向上を図るためのものであり、妥当なるものと認め、全会一致同意すべきものと決定いたしました。 以上、本常任委員会に付託を受けました議案4件に対する審査の経過ならびに結果についての御報告といたします。
△経済環境常任委員長報告
○議長(高橋義雄君) 次に、経済環境常任委員長の報告を求めます。 〔渡辺昇君登壇〕
◆23番(渡辺昇君) 経済環境常任委員会に付託を受けました議案2件に対する審査の経過ならびに結果について御報告いたします。 本常任委員会は、去る9月11日午前10時から第1委員会室において委員11人出席のもとに開催し、関係理事者の出席を求め、詳細にわたる説明を徴しつつ、慎重なる審査を遂げた結果、それぞれ次のとおり決定いたしました。 まず、議案第9号、平成4年度松戸市
松戸競輪特別会計補正予算(第2回)については、
施設等改善競輪開催に伴い、収支とも所要の措置を講ずるとともに、一般会計への繰出金の増額措置をするためのものであり、審査の過程において、松戸市営競輪の年間開催日数。開催に当たっての周辺住民からの最近の要望等の質疑があり、採決の結果、多数意見をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第15号、松戸市
公設地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定については、南部市場水産物部卸売場の拡張に伴い、当該使用料の額を改定を図るためのものであり、審査の過程において、南部市場は充実したが、北部市場の今後の見通し。南部市場の水産物部卸売業者が不在であった期間の仲卸業者の仕入れ先等の質疑があり、採決の結果、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、本常任委員会に付託を受けました議案2件に対する審査の経過ならびに結果についての御報告といたします。
△建設常任委員長報告
○議長(高橋義雄君) 次に、建設常任委員長の報告を求めます。 〔町山宏之君登壇〕
◆32番(町山宏之君) 建設常任委員会に付託を受けました議案4件に対する審査の経過ならびに結果について御報告いたします。 本常任委員会は、去る9月11日午前10時から第2委員会室において委員全員出席のもとに開催し、関係理事者の出席を求め、詳細にわたる説明を徴しつつ、慎重なる審査を遂げた結果、それぞれ次のとおり決定いたしました。 まず、議案第10号、平成4年度松戸市
下水道事業特別会計補正予算(第1回)については、汚水幹線、準幹線整備事業および汚水枝線整備事業の増額措置を講ずるとともに、継続費および地方債についても変更の措置をするためのものであり、審査の過程において、下水道の普及率および水洗化率の推移。使用料の滞納件数およびその理由等の質疑があり、採決の結果、妥当なるものと認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第24号、契約の締結について(「仮称」
松戸新田第二市営住宅新築工事)については、公営住宅法に基づき、低額所得者に住宅を供給するためのものであり、審査の過程において、身体障害者向け住宅への応募状況。建設に当たり周辺住民からの要望は等の質疑があり、採決の結果、妥当なるものと認め、全会一致同意すべきものと決定いたしました。 次に、議案第25号、契約の締結について(長津川排水区
長津川雨水幹線工事「4-1工区」)については、公共下水道の整備を図るためのものであり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致同意すべきものと決定いたしました。 次に、議案第26号、契約の締結について(松戸新田上丸山排水整備工事)については、松戸新田上丸山地区周辺の浸水解消を図るためのものであり、審査の結果、妥当なるものと認め、全会一致同意すべきものと決定いたしました。 以上、本常任委員会に付託を受けました議案4件に対する審査の経過ならびに結果についての御報告といたします。
△質疑応答
○議長(高橋義雄君) ただいまの各常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋義雄君) 質疑なしと認めます。
△討論
○議長(高橋義雄君) これより討論に入ります。 通告がありますので、順次発言を許します。 まず、山口博行君。 〔山口博行君登壇〕
◆26番(山口博行君) 日本共産党の山口博行でございます。我が党を代表いたしまして、議案第8号、平成4年度松戸市
一般会計補正予算(第1回)について反対の討論を行います。 まず、歳入面におきましては、財政力指数の変化に伴う地方交付税20億円、また、シルバーハウジングや松戸新田第二など市営住宅建設を中心とする国庫補助の増額などの特徴は見られますものの、他方で財政調整基金20億円のうち10億円の繰り戻しが行われております。前年度も同じように20億円の取り崩しに対して20億円全額が繰り戻されております。私どもは、教育、福祉、医療など全般にわたって切実な市民要求が山積しており、それらを実現するために使うべきであって、繰り戻しすべきではないと考えるものであります。さらに、ギャンブルによる競輪事業収入5億4,700万円についても是認できるものではありません。 また、歳出面においては、種々の前進面は見られるものの、教育費について幾つかの問題を指摘したところであります。すなわち、小学校費のうち、市長の選挙公約でもありました栄養士さんの全校配置が3年3か月後にして残り7校でようやく実施されようとしています。ところが、その実施が遅過ぎるということだけではなく、雇用形態が正規ではなく臨時採用となっている問題があります。この点について市教委は、年度途中であること、生徒数の減少が見込まれること、来年度の県の栄養職員配置基準が不明であることなどを理由として臨時採用にしたと答弁されております。しかし、正規職員の全校配置が長年にわたる市民の皆さんの強い要望であったこと、仮に県の配置基準が引き上げられたとしても、今までの県教委の姿勢から見ればそれほど多くは期待できないこと、さらに、生徒数が減少したとしても、来年度新たに開始される中学校給食6校を考えれば、この7名の栄養士さんは正規職員として採用されたとしても十分対応できると指摘したところであります。つまり、当初から正規職員として採用することが栄養士さんの熱意を高め、給食の質を向上させていく道であったと考えるものであります。 次に、教育総務費の学校5日制関係経費429万7,000円についてであります。これについては種々の問題点を指摘させていただきました。ただ、論議の中で、運動系の部活については5日制の問題と絡んで若干前向きの方向性が打ち出されました。すなわち、いろいろな弊害が指摘されている部活について、毎週1回は休みにしたいという答弁が市教委からなされたことであります。今でさえ月に1回、児童生徒を家庭に返す日として部活は休みとされていますが、それすら守られていない実態が一部にあります。それに対して、最低でも毎週1回は休むという方向が打ち出されました。もしそれが実施されるならばまことに画期的であります。児童生徒に自由な時間とゆとりを持ってもらおうとする5日制の趣旨に照らし、せっかく休日になった土曜日に部活を行うことのないよう、また、日曜・祭日の休日の部活を極力控えるように、ぜひこれらがきっちりと守られますよう、今後の市教委の対応をじっくりと見守りたいと思います。 さて、一層過密になった新学習指導要領の改訂なしにゆとりをうたう5日制を導入すること自体が本質的な矛盾を抱えています。すなわち、児童生徒の学習密度の強化、子供たちや保護者が楽しみにしている学校行事とそれを楽しくつくり上げていく準備過程の削減削除、PTA活動や教職員の職務へのしわ寄せなど多くの点を指摘させていただきました。その結果、市教委の対応のおくれ、児童生徒の登録にまつわる諸問題、事故があった場合の責任問題、児童指導員47名のうち23名が教員であることの制度本来の趣旨との矛盾、学校開放のための
施設改良や遊具、備品の事前準備は何ら予定されていないことなどの問題点が明らかになったわけであります。 本来、土曜休日は児童生徒も、そして、教職員も休日であり、その際、保護者が休日とならない低学年児童に指導員をつけて学校開放で対応しようというのは、やむを得ない緊急避難的措置であっも本道ではありません。それには、何よりも学童保育を制度化し、土曜日だけの児童でも対応できるようにすること、各地域に児童館を建設し、子供たちが自由に活動できるようにすること、さらに、種々の社会教育
施設や公園を整備・増設すること、そして、私も昨年の12月議会で指摘したところでありますが、全国の各自治体で行われ始めているように、子供たちにそうした社会教育
施設を無料で開放することこそが必要であります。 このように、学校5日制に対するその対応の遅さ、そしてまた、そのための予算措置も極めて不十分であると指摘せざるを得ないのであります。 以上、基本的な点を述べさせていただきまして、私の反対討論といたします。
○議長(高橋義雄君) 次に、千田優子君。 〔千田優子君登壇〕
◆15番(千田優子君) 日本共産党千田優子でございます。議案第9号、松戸市
松戸競輪特別会計補正予算(第2回)について、委員長報告に反対の立場から会派を代表し、意見表明をするものであります。 内容は、御案内のとおり、
施設改善のための競輪開催日がふえたことによる増額補正になっております。この3年間の一般会計繰り入れ状況は89年度、平成元年度ですが、9億2,500万円、90年度9億700万円、91年度15億3,600万円ということであり、92年度は今回補正により増額が図られ、合計8億8,700万円となっているところであります。市主催の利用人数は、この3年間1万4,000人平均ということであります。他の主催開催日と考え合わせますと計72日間の開催となり、1か月6日間の開催ということになります。つまり、1週間のうち1回から2回、あの地域に1万5,000人内外の人が集中して訪れる事態となっているわけです。そのための駐車場設備は28か所、2,495台となっております。車の利用率については統計をとっていないとのことでありますが、競輪閉会時には大変な混雑状況であり、しばし交通どめになるのは皆様御案内のとおりであります。駅の混雑ぶりから、道路のごみの散らかしから、また、あぶく銭をもうけたりすったりのギャンブルを好む人々の集団の移動するさまは、緑と文化的都市を銘打つ松戸市にはふさわしくないと考えるのは私1人ではないと思います。 ギャンブル財政に依存すべきではないという基本的立場と合わせて、議案第9号、競輪特別会計についての反対討論とするものであります。
○議長(高橋義雄君) これをもって討論を終結いたします。
△採決
○議長(高橋義雄君) これより議案第8号から第26号までの19件を採決いたします。 議題のうち、まず議案第8号および第9号の2件を一括して採決いたします。 本件に対する各常任委員長報告は、それぞれ原案のとおり可決すべしとのものであります。本件は、それぞれ各常任委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(高橋義雄君) 起立多数であります。よって、議案第8号および第9号は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号から第21号までの12件を一括して採決いたします。 本件に対する各常任委員長報告は、それぞれ原案のとおり可決すべしとのものであります。本件は、それぞれ各常任委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋義雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号、第11号、第12号、第13号、第14号、第15号、第16号、第17号、第18号、第19号、第20号および第21号の12件は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号から第26号までの5件を一括して採決いたします。 本件に対する各常任委員長報告は、それぞれ同意すべしとのものであります。本件は、それぞれ各常任委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋義雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第22号、第23号、第24号、第25号および第26号の5件は、それぞれ同意することに決定いたしました。
△請願・陳情の上程
○議長(高橋義雄君) 次に、日程第3、平成4年度請願第1号、平成3年度陳情第5号および平成4年度陳情第4号の3件を一括して議題といたします。-------------------------------------- 平成4年度請願第1号 国際障害者年の最終年をみのりあるものとするための請願 平成3年度陳情第5号 松戸市に公立中学校・夜間学級の早期開設を要望する陳情 平成4年度陳情第4号 納税者の権利憲章制定に関する陳情 (委員長報告)
○議長(高橋義雄君) 本件に関し、所管の各常任委員長の報告を求めます。